現在まで信頼度の高いドイツ製SpO2センサを含む呼吸関連製品を長年輸入販売していましたが、最近の材料・物流コストの激しい上昇に追い打ちの円安傾向で､品質良く安価な製品を提供して医療施設様の財政に寄与する目的の達成が困難になりつつあります。弊社はなお企業努力に加えて、㈱京都医療設計様など各位のご協力を仰いで供給維持に努めてまいります。

しかしながら、今後の世界情勢を考えると限界もあります。供給者としては万が一に備えて、需要者様へ選択肢を提供すべく、今回敢えて隣国中国の会社Orantechから同種製品を平行して輸入販売を行う事としました。

Orantech製品ページ

中国製品と言えば、日本ではワンランク下のイメージがあり、増して医療機器となるとユーザー様の反応は想像できます。しかし、あえてこの度中国製品を導入する理由があります。

1.中国とのビジネス
グローバル化した世界で、政治・経済で中国の台頭とその圧力は否応なく迫っており、日常生活にも中国製品が溢れている状況で医療機器も例外では無くなることは必定です。よって弊社は前向きに取り組みます。

2.引けを取らない品質
Orantech製品のサンプルを、実験レベルではありますが、評価したところ性能（測定精度）及び品質（使用材料）は西欧製品並であることが明らかになりました。あえてマイナス点を付ければ､製品外観への配慮が足りないことで、現状は実用一点張りですが､伸び代はあります。

3.国際規格（ISO）適合証明
OrantechのSpO2センサは当然の事ながらISO規格をクリアしています。
（臨床試験実施結果データ：ISO 80601-2-61 (JIS T 80601-2-61) ）

4.柔軟なメーカー
Orantechの経営陣とは、彼らが前に運営していた前身の会社以来、長い人的交流があります。よって日本のユーザーを満足させるために、諸製品仕様の注文に迅速且つ柔軟に対応してくれます。因みにSpO2センサーケーブル長のオプションについては即時対応をしてくれました。

5.高い総合コスパ
Orantech製品の輸入コストは期待した程ではありませんが、地理的距離が西欧からに比べ3分の1です。航空燃料節減SDGs、短い輸送時間で貨物損耗低減従って輸入経費の低減が期待できます。